メゾンドカメリアの春
カエル島にも春が訪れ
湖は空を映して涼しげに澄み渡り
その昔 富豪の建てたお屋敷の脇にある1本の木が
白い花を満開に咲かせています。
ポロリ、ポロリ。
花が咲くたびにこぼれ落ちる忘れられていた記憶を拾い集めて
お屋敷の一室からは時折かすかな歌声が聞こえ始めました。
明るい季節になりました。 春の風が言いました。
明るい季節になりましたよ。 森の木々が答えました。
そう 年に一度咲く花がその花芯に抱いていたのは
小さな、小さな、流星のカケラなのだから。
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A thousand spells / The series
ア サウザンド スペルズ シリーズ
一千のまじない
K10 Yellow gold
Diamond
Star sapphire
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